この度、一般社団法人ダークパターン対策協会(以下、当協会)では、「ダークパターン対策ガイドライン」をVer1.2からVer1.3へ改訂し、一般公開いたしました。
改訂の背景
近年、ECサイトやオンラインサービスにおいて、購入や申込みの完了前に利用者が入力した個人情報を取得し、その後の勧誘や購入促進に活用する事例が見られます。
こうした手法については、利用者が個人情報の取得・利用を十分に認識・予見できない場合には法令上の問題となる可能性があります。一方で、一定の情報提供がなされている場合など、法令上直ちに問題とならないケースであっても、利用者の期待や認識との間にギャップが生じることがあり、ダークパターンの観点からは注意が必要な手法と考えられます。
当協会では、利用者が自身の情報の取扱いを適切に理解し、安心してサービスを利用できる環境を促進する観点から、法令適合性のみならず、利用者の合理的な期待や認識との整合性を重視し、本改訂において「本人の予期しない個人情報取得・利用による購入の働きかけ」に関する考え方を新たに追加しました。
改訂のポイント
今回の改訂では、購入手続の途中で利用者が入力した個人情報について、利用者自身が事業者へ提供したという認識を十分に持っていないにもかかわらず、その情報を取得し、メール送信等による購入促進や申込み誘導に利用する手法を、ダークパターンに該当し得る行為として位置付けたうえで、そのような手法を用いないことを【強く推奨】事項として、以下の箇所に追加しました。
● 「個人情報の取扱いについて」(P26)
● 「購入前最終確認画面」(P36)
当協会では、利用者が事業者に提供したとの認識を持っていない個人情報を用いて購入等を働きかけることは、利用者の自己決定を損ない、事業者に対する信頼を低下させるおそれがあると考えています。
関連箇所の更新
上記の追記に伴い、ガイドライン内のインデックスおよび関連箇所についても整合性を図るための更新を行っております。
最新の資料について
最新版の「ダークパターン対策ガイドライン Ver1.3」は、当協会ホームページの資料ダウンロードページよりご確認いただけます。
詳細は、以下のページをご参照ください。
https://www.ndda.net/guideline/
当協会では、今後も消費者保護と公正・透明なデジタルコミュニケーションの推進に向け、ガイドラインや認定制度の継続的な改善に取り組んでまいります。
今後ともダークパターン対策協会の取り組みにご理解・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
